人工授精とは?
次は、人工授精です。
人工授精は、旦那さんの精子を濃縮し、卵子に届きやすいように子宮の中に直接精子を入れるものです。
なので、奥さんの排卵日に合わせて旦那さんの精子を持って行かなくてはいけません。
また、卵子の寿命は1日なのに対し精子の寿命は3日とも言われています。
出来れば4時間以内のものが好ましいのですが、圧縮するので多少はかまわないと言う事です。
また、冬などは寒さに弱いためにおなかに入れて持って行くなどの工夫が必要ですが、体温以上だとまた精子は死にやすいのです。
夏などは特に気にする必要はないでしょう。
精子が精索静脈瘤の為に、殆どない場合には手術によって睾丸から出した物を体外受精するなどの方法があるので、全く見当たらない場合も、現代医学はどうにかしてくれます。
人工授精は、半年続けて効果が見られない場合、体外受精にするかお医者さんに聞かれるかもしれません。
そこでステップアップするかどうかは、夫婦で欲話し合うことが必要となってきます。
人工授精も健康保険がききませんでしたが、体外受精になると保険が使えない上に痛みも伴い、値段も数十倍になります。
もちろん、それで子供が出来る保障はどこにもありません。
10回以上続くかも知れません。体外受精に移る前に、何回までで諦める。などという事を夫婦でよく話し合いましょう。また、体外受精は何度も病院に行かなくてはなりません。
なので仕事しながら体外受精をするのは、少し難しい人も出てくるでしょう。
顕微受精とは?
顕微授精は、体外受精と途中まで一緒ですが、体外受精は採った卵子に対して精子を振りかけて精子の力で卵子に入っていくのに対し、顕微授精は運動率が低い精子に対して元気のいい精子だけを取り、注射器で卵子に1つだけ入れます。
体外受精にプラス10万円ほどで出来る技術です。
すると、それが受精するのですが受精しても育つ事とはまた違ってきます。
受精した卵子は、細胞分裂を繰り返すのですが卵子と精子の質が良くなければ途中で細胞分裂をやめてしまうのです。
なので、それはもう子宮に戻す事が出来ません。
そして無事に何日か育った物で、質のいい物だけをまた排卵したであろう日の何日か後に子宮に戻します。
戻したからといって、絶対に着床するとも限りません。
そして、着床したからと言ってその受精卵が育っていくかも解かりません。
奇跡の積み重ねがあって始めて、子供が生まれて来るのです。
また、着床しても流れてしまう事がよくあります。
ですが、着床したという事は妊娠出来るという事なので気を落とさずにしましょう。
不妊治療での妊娠は流産しやすいのです。
不妊症についてはこちらを参考にさせていただきました。
自然に妊娠出来ないものを、手助けしてやらなければならないからしょうがないと言えばしょうがないのですが、それでも不妊治療で出来た子に問題があるわけではないので、前向きにまたチャレンジする事が大事です。
死ぬまで出来る訳ではないので、限りがあります。
その限りに向かって頑張りましょう。
不妊治療と仕事の話
不妊治療と仕事についてです。
不妊治療をしていると、どうしても仕事を遅刻、早退、欠席しなければなりません。
その上、不妊治療にはお金がかかります。
仕事をしていた方が気も紛れるし、お金の心配も減ります。
ですが、なかなか仕事を休んだりするのが気が引けたり、またこれから新しい職場に入る人などは、たまにお休みします。と言うことで面接に落ちるかもしれません。
有給休暇も満足に取れないような会社では、不妊の大敵「ストレス」にも繋がります。
それ程、時間に余裕がない人も居るかも知れません。
まとめて後で出来るような仕事だと、まとめてやればいいのですがその場に常にいないといけない事務員、接客の人などは時間が取れないことで悩むかも知れません。
それならいっその事、一度仕事を辞めてパートなどの時短にしてみるのもいいかもしれません。
もちろん、ボーナスは出ないかも知れませんが病院に行きやすいのではないでしょうか?
仕事は、また子供が生まれてからでも出来ます。
お金も働けば取り返せます。
ですが、年とともに卵子は衰えるのであまり時間がない方は早めに仕事を切り替えるのが、いいのではないでしょうか?
もちろん、両方を手に入れるのが一番ベストなのですが、どうしようもない場合は取り返しのつかない事を優先し、後悔のない人生を歩みましょう。
また、それらを選ぶのはご夫婦でよく話し合ってください。
不妊治療をするに当たって、夫婦の話し合いは不可欠なのです。
高齢出産は40歳から
高齢出産と言う言葉を聞いた事がありますか?
22年度の妊娠までは35歳までが高齢出産だったのですが、23年度の妊娠からは高齢出産は40歳からになりました。
それくらい、35歳を超えて産む人が多いということなのです。
なので、それまで40歳以上の人は超高齢出産と言われていたのが、高齢出産と言う名前に変わりました。
35歳から40歳の人は普通の妊娠、出産なのです。
だからと言って、若い訳でもないので健康管理には気をつけなければなりません。
卵子は35歳から急激に劣化するのには、何も変わりはありません。
卵子はお母さんのお腹に居る時からあって、持って生まれるのです。
そして35歳を超えた頃から、生まれ持った卵子が古くなっていくのが現状です。
そればかりは若返らせる事が出来ません。
古くなるのを防ぐのは、生活習慣とも言われています。
無添加、無農薬の物だけを食べ、早寝早起きをする。これが卵子の劣化を防ぐとも言われています。
逆に、悪くするのは添加物、不規則な生活、タバコ、お酒などです。
今一度、生活習慣を見直しましょう。
また、精子の質が悪くなるのはタバコ、添加物です。
ですが、精子は3ヶ月前から作られる為に良い精子を出そうと思うと3ヶ月前から健康的な食生活をする事が大事です。
なのでご夫婦で、食生活を正しましょう。
また、ご夫婦ともストレスが一番悪いという事を頭に置いて、カチンと来ても頭を切り替えて温泉などに行きリラックスするなどして勤めましょう。
不妊治療とストレス
毎月、生理が来てしまって落ち込んでしまう。
そしてまた、頭を切り替えてチャレンジする。
その繰り返しで毎月毎月を過ごすのだからストレスも当然です。
お金の工面も、年間にすれば100万円とか飛んで行ったりします。
普通に働いていれば、助成金も出ません。
そのお金があったら、旅行も贅沢な物が出来るし、その分を貯金したり出来ます。
旦那さんと、あなたの思いの温度差がある事によって、やきもきしたり旦那さんが病院に行ってくれなかったりします。
そして周りの人にあれこれ言われたりします。
そのうえ、周りはドンドン妊娠していきます。
それらを全て受け止めなくてはいけません。
その上で、高い上に痛い治療が待っています。
そして、何もない人はすぐに妊娠していくのを目の前で見せ付けられます。
不妊と冷え性の関係
不妊治療で、病院での治療以外に自分で出来る事は、冷え症を治す事です。
私も冷え症では、絶対ない!と思っていました。
なぜかと言うと、寝る前に足は暑くなり暑くなることで眠れなくなるくらい暑がりだったからです。
でも、これは実は冷え症の末期だったのです。
冷え症が進むと、逆に足の裏が暑くなったりするそうです。
それを証拠に、起きてすぐ自分のお尻を触るとひんやりしていました。
これが冷え症の証拠なのでした。
その頃は、夏でも冬でも冷たいものばかりを飲んでいて、身体を冷やすような事ばかりしていたのです。
ですから、身体を温めるような食材(しょうが等)を積極的に取り入れて、暖かい物、または常温の物ばかりを飲むようにしていました。
きりっと冷えた物も飲みたかったのですが、そこは我慢しましょう。
そして、とにかく筋肉をつけるように運動する事です。
筋肉は身体を燃やしてくれます。
筋肉のない身体は身体を冷やすのです。
なので、地域の体育館などにジムが併用していたりするので、運動が苦手な人でも週に1度通うだけで徐々に筋肉はついて行きますので地道に頑張りましょう。
身体が冷えていると、妊娠しにくいのです。
身体を燃やして冷え症を取る事が先決です。
タイミング法
不妊治療で病院に通う際に用意していた方がいいものは、基礎体温表です。
欲しいと思ったその日からでいいので、毎朝基礎体温を測りましょう。
計り方は、朝起き上がる前に体温を測り、それを記録するだけなのですが、最近ではネットで体温を測った物を毎日勝手に記録して行ってくれるものが5000円位で売っているのでそれを利用してもいいでしょう。
まずは、排卵が起こっているかどうかを基礎体温で調べます。
そして、次の排卵日に合わせて次の来院を予約して帰ります。
次の排卵日前に、病院に行く事で次の排卵日が予測されます。
また、排卵が起こってなかった場合には排卵を起こすような薬を処方してもらいます。
そして、排卵日までにあなたが出来る事はヨガで身体のバランスを整えたり、鍼灸院に行き身体の流れを整えたり、冷やさないようにしたり、もしこの排卵で子供が出来てもいいように葉酸などを摂取するようにします。
そうやって、身体のバランスを整える事が早く子供に会えるコツなのです。
どこかに不調があると、妊娠は遠のいてしまいます。
漢方薬がいいなら、病院で漢方薬を処方して貰いましょう。
その場合は、鍼とお灸を併用した方がより効果が出ます。
また排卵日の、タイミング法だけで半年ダメだった場合は旦那さんも検査しましょう。朝、旦那さんの精子を取り、あなたが病院に持って行くだけで検査が出来ますので、病院に抵抗のある旦那さんでも比較的抵抗なく出来る検査です。